高騰!! バリ島ロスメン料金
確かに、去年の夏頃からおかしなことにはなっていた。

バリ島でロスメンと呼ばれる、いわゆる「格安の宿」が「格安」ではないというどころか、一部の完全に勘違いしたロスメンなど、ホテル並の料金設定になってしまっているほどの異常事態である。

何年前のことであったろうか?
一泊RP50000(現在のレートでは日本円で500円くらい)で朝食付きといったロスメンなどゴロゴロあったのに、それがやがて平均RP70000ほどとなり、あれよあれよと言う間にRP100000を越すようになり、そして今ではどこでも平気で「一泊RP150000」などと言う。

かろうじてRP100000以下のロスメンを発見!!と思いきや、かび臭いうえに部屋の中も薄暗いなんてレベルではなくて、日中でも「コウモリ潜んでるんじゃないの?」というような洞窟レベルの暗さ。むしろRP50000でも高いくらいである。




昔は、よっぽどのワイルドワイドな感じでない限り、大抵のロスメンでも宿泊できるノー天気さがあった私だが、年を取るとそうもいかない。
厄介なことに「ある程度の快適さ」を求めるようになってからは、宿の滞在費というものが、かさんでかさんで仕方ない。

お店の仕事でクタクタになって帰る場所が、うんざりするような場所では身もふたもないではないか。たとえ夜、寝に帰るだけの我が家であっても、できればホッとできるような場所に戻りたい。そこは決して洞窟などであってはならないはずだ。なぜなら私は地底人などではないからだ。

自分好みのロスメンを選ぼうとすると、レートが良好な今でさえ、一ヶ月の宿泊費が5万円以上となってしまう。

ホテルに宿泊するよりずっと経済的だが、この島の物価を考えたとき、この「家賃」というのは決して安いものではない。現地のワルン(食堂のようなもの)で食事をすれば、飲み物込みでも100円程度で済んでしまう物価環境で、これは非常に衝撃的である。
(ちなみに現地の人が住むアパートは、トイレ、風呂場が共同で、一ヶ月2000円〜3000円程度の家賃。部屋もかなり狭いが・・・)

外国人価格だと言われればそれまでだが、滞在費予算の大部分を占めるこの「宿泊費」は、なるべく抑えておきたいところである。

そうなると、現在私が定宿としているロスメンは設備の充実さを考えると、非常に良心的な料金といえる。(まさに去年の夏、通常より多くの宿泊費を要求され支払わされたが)

そういう意味ではありがたい宿ではあるのだが、問題がないわけではなく、今回など、前日の夕方に突然「明日からセレモニーで、親戚一同を宿泊客用の部屋に泊めるので、現在宿泊してる外国人のみなさんは、この数日間は他の宿に移動してください。もちろんその宿は自分で探してね」などという、前代未聞なことを平気でやってのけたりするので油断できない。

そのような「一方的に突きつけられた宿側の事情」により、今年もロスメン探しをすることになってしまったのだが、この炎天下でしつこい蒸し暑さの中、5軒回ったところで嫌気が差し、結局は予算のRP100000を大幅に上回る宿泊費のロスメンに決めてしまった。

こんなことに時間さいてる場合じゃないんだよ。仕事だよ、仕事。
そんな言い訳を作って、お店からも徒歩圏で、日本人にも人気のロスメンに決定。
まったく知らない宿じゃないし、友達も何人か宿泊したことがあって評判もいい。

部屋も明るくてキレイだし、ベッドも広い。
この暑さにはありがたい冷蔵庫もあるし、小さいながらもガスコンロがある。
バスタブもあるし、収納スペースも十分である。
かなりレベルの高いロスメンだといえる。

なにより、部屋見学で「あそこの部屋だと幾ら? そしたらあっちの部屋は?」と、真剣に料金を訊ねる私に「あそこにはアメリカ人が滞在してるんだけどね、すっごい背が高いのっ!! たまぁ〜にね、本当に毎日ではないんだよ、たまに女の人連れ込んでるんだけど、毎日じゃないからっ。あっはっはっはっは」と、そんなどーでもいいインフォメーションくれなくていいから、料金だけズバリ教えてよという、ボスの人柄が好きだったりする。

声の大きい気さくな女主人と、楽しく会話が交わせて気分が元気になれるロスメン=プライスレス(今の定宿では決してないことなので余計に痛感)。
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by msmoti | 2010-03-26 23:24 | by ご主人さま
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