<   2009年 09月 ( 1 )   > この月の画像一覧
飛行機を止めた人
バリ島へ出発する飛行機に乗っていたときのこと。。。

様子のおかしい人が隣に座った。
その人はベトナム人で、お腹が痛いことをCAの方たちに訴えていたので
私はてっきり『トイレの近くの席に変わりたいのかな』っと思っていた。
(他のCAは意味がわからずエチケット袋を用意する始末・・・)

が、どうやらその人は『飛行機を降りたい』ということを言っているようなのだ。

その人は、英語がまったくできないが、日本語がちょっとだけわかるようだった。

搭乗口が閉まって、しかも、ちょっと動き出している飛行機・・・。
当然のことながら不測の事態に慌てるCAの方たち。
そして、ざわめく機内の中、興味津々で見守るチョリ。

ある辛口CAは「なんで飛行機に乗る前に言わないんだ」と言っても、もう乗ってしまっているんだから、それよりも今どうするかを決めるべきなんじゃない?と心で思うチョリであった。

そして、CAが腹痛のお客さんに「お客様ひとりが(腹痛の人)降りると、乗っているすべてのお客様も降りないといけないんです」
(その腹痛のお客さんがテロリストの可能性がゼロではないため、みんなを降ろし、機内に危険なモノがないか再チェックする必要があるらしい)

「(そんな大事になって他の人にも迷惑をかけて)それでもいいんですか?」
すると、その腹痛の人は即答で、
「ワタシ、ダイジョウブ」(たぶん、100%通じていない)

それに対し、辛口CA「(ナニ言っているのコイツって感じで失笑しつつ)大丈夫じゃない、大きな問題だよ!」と英語でまくしたて去って行ってしまった。

その後も、CAと腹痛の人のやり取りは続いたが、腹痛の人は何が何でも飛行機を降りたいと言い張る。

最後にCAは「扉が閉まった飛行機を降りるには、20万円以上の費用がかかります」というのを日本語がちょっとしかわからない人に丁寧語で説明。

それでも「降りたい」という腹痛の人(たぶん、98%ぐらい金銭問題の件は理解できていない)。

「えぇぇぇぇぇ!」と内心ビックリのチョリ。
自分なら、ある程度の腹痛だったらなんとかして我慢するからだ。
機内にトイレもあることだしね。

しかも、その腹痛の人はアジア人。

お金持ちならまだしも、普通のアジアの人だったら、20万円という額は莫大な金額に間違えないと考えたチョリ。

腹痛の人に「今、飛行機を降りると20万円ですよ」と簡単に説明。

するとその腹痛の人「ワタシ、オカネナイ。」

チョリ「・・・・・・」

CAの人に今のやり取りを説明。
これでは、らちがあかないうえに乗り継ぎのお客さんが多く乗っているため(自分も含む)、これ以上時間をかけるわけにはいかないらしく、

「お金がかかる、かからないではなく、お客様の体調は無理なんですか?」と最後の問いに
「ワタシ、オリタイ」とファイナルアンサーを下しました。

私は、お金のことばかり考えてしまったけど、もしかしたら、飛行機が飛んでいる間にその腹痛の人が急変して命にかかわることになるかもしれないから、20万円がどうのこうのって私が言ってしまったために、余計なことをしてしまったなと反省したチョリでした。

腹痛の患者さんは足早に去って行きました。
それに続き、私たちもいったん飛行機を降りることに・・・。

後ろの座席の人:「そんなに(飛行機を降りるほど)重病なんですか?」との問いに
チョリ:「たぶん」
後ろの座席の人:
「結構、足取り軽やかに去って行きましたけど」
チョリ:「・・・・・」

すっごく体調が悪くなったら、飛行機は乗らないようにしようと心に誓ったチョリでした。

[PR]
by msmoti | 2009-09-17 21:22 | byメイド犬Chori