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幻のピンクTシャツ(2006/07/04)
デンパサールでスタッフTシャツをオーダーして来ました。

とは言ってもこの話、Moti Shopのことではなくて、私が滞在しているバンガローのこと。

すでにデザインは確定しているので「カラーを選ばせてあげる」と、買物に連れて行ってくれたオーナーが言うので、「ピンク!」と即答すると「大丈夫、大丈夫」と快諾。

ちなみにここのスタッフは(庭師も含む)、五人中の四人が男性で、ゲストと接触するメインの三人は20歳~26歳の青年である。

そしてとても、ピンクカラーが似合うような顔つきと体型ではないのであった。

お店に到着後、サンプルカラーを手に取って真剣に悩み始めたオーナーに、「もうピンクって決まってるんだから、これチェックする必要ないでしょ?」と、横から口を出すと、「ピンクカラーなんて笑われるよー」と、往生際の悪いことを言い出した。





でたよ。

このオーナーはいつもそうなんである。
間際になって話を覆すなどしょっちゅうあることなので、いちいち反論せずに「あっ、そう。だったら好きに決めたら?」と、私の関心は「途中で何か甘いお菓子でも買って帰ろう」という事にシフトしていた。

なのに、である。

オーナーは人の意見をカンタンに却下するくせに、自分で最終決定をすることが出来ないらしく「この色どう思う?」「こっちがいい?」とうるさいくらいに尋ねてくる。

「だからぁー、私はピンクがいいって言ってるじゃん」
「これ?」(赤茶色を指差し)
「ピンクだよ! ピンク!!」(しっかりピンクを指差し、その素晴らしさをアピール)
「これ?」(黄土色を指差し)

まったくお話になりません。

私の存在などあってないような扱いをするにも関わらず、その後も「これ?」「こっち?」という、意味のない指差し論争は続く。

正直うっとうしくなってきたので、「だったらコレと、コレにしたら?」と適当にライトブルーとライトグリーンを指差すと、「これ、いいよね」なんて神妙な顔つきでご納得。

え? 決まっちゃったの?
いやぁー、この色は彼らには合わないと思うなぁ。
それに、好きじゃないと思うよ、これ系統の色は。

そう反論しようと思ったが、やめた。
とにかくこのオーナーは迷い始めると長いのだ。
それになにより、オーナーが納得したのだからいいではないか。

とは思いつつも、心の中ではしっかり「私がバリに滞在中は決して仕上がりませんように(スタッフから恨まれそうだから)」と祈ったが、一週間後には出来上がってしまうそうで、私のささやかな願いすらもあえなく却下されることとなってしまった。
by msmoti | 2006-07-06 22:30 | by ご主人さま
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