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インターネット不通で音信不通
彼から電話がくると、鼓動が高鳴り、どきどきする。

しかしそれは、残念ながら「胸のときめき」とはかけ離れたものであり、それどころか彼からの電話を受けると想像することは、ありとあらゆる不吉なことばかりである。

その彼とは、バリ島・ウブドの「Moti」店舗でマネージャーをしてもらっているK氏である。

実際、K氏からの連絡は必ずしも「悪いこと」ばかりではないのだが、深刻なトラブル関係の対応を担うマネージャーという立場上、どうしても頭のイタイことなどの連絡が多いというのが現状である。

友達や親戚の中でもまだまだ誤解している人が多いのだが、経営者である私やChoriはバリ島に住んでいるわけではなく、あくまでも拠点は日本に置いて活動をしているので、その間の2~3ヶ月はバリ島のお店を留守にすることになる。

私たちが不在の間は、現地のマネージャーK氏が現地のお店を取り仕切っており(仕切りきれていなくて問題が多いのが現状)、その件に関して電話連絡がくるなどといった切羽詰ったことはなかった。たいていはこちらからのメールや電話での対応で十分だったのである。

しかし、つい3日間前、K氏から国際電話が掛かってきたのだ。
身震いがする思いであった。





真っ先に頭をよぎったのは、「あぁ。まさかまたスタッフが突然フェイドアウト?」という、バリ島では珍しくもないとされているトラブルである。

私はその時どうしても手を離せなかったので、その突然の電話はChoriが受けることになったのだが、彼はまず、必要以上に「あ、あ、あ、あ、あ」と口ごもり、Choriを一瞬だが恐怖のどん底に陥れることになった。

「一体K氏の身になにが起こったのっ?!」

しかし、その「あ、あ、あ、あ、あ」というのは「あけましておめでとう」に続くどもりに過ぎなかった。まぎらわしい。

K氏が言うには「12/27頃からネットが使えないからお店の報告メールができない。だから12月の売り上げはこれからFAXで送るね」とのことだった。

わざわざこの事のために国際電話をしてきたのには感心したが、それから数日経過した今もって、我が家のFAXが作動することはなかった。

一体どうしたというのだ?

第一、一週間以上もバリ島全土でネットが不通だという言い分はどうしても信じがたい。
案の定、同じ時期に他のバリニーズからはしっかりメールが届いていた。

まぁ、いいや。
「ネット不通説」に対する不信感などちっさいことである。
そんなことで「真実はどうなのっ?!」と目くじら立てたところで、こっちには何のメリットもないし、これしきのことでがたがた言っていては、バリ島で商売などやってはいけない。

それよりなにより売上報告FAXである。
いや、それこそFAXうんぬんなレベルの問題ではなく、いよいよK氏までもがフェイドアウトか?

波乱の2007年、スタートを切ったばかりである。
by msmoti | 2007-01-06 21:56 | by ご主人さま
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