タイに行く前のこと。
「読み終わった小説をタイの古本屋で売るんだ。最低でも、300B(日本円で1,000円)ぐらいにはなるよねー。」と、ご主人さま。
目的は、そのお金で「ケーキを食べる」という、ささやかな楽しみを叶えるため。
タイに着いた、翌日のこと。
早速、古本屋に本を売りに出掛ける、私とご主人さま。
13冊ほど本を売り、手元にきたお金がな、な、な、なんと!!
『63バーツ』
日本円で200円ほど。
なんて、お気の毒なご主人さま。
遥か日本からはるばると、重量を5kgオーバーしてまで持ってきて、叶えたかった夢を
見事に打ち砕かれました。
そして、今日、その古本屋でご主人さまが提供した本が売り出されていました。
その一冊の本の値段が
『80バーツ!!』
1冊>13冊
これが商売の鉄則なのだろう。
それにしても、酷すぎるご主人さま。
そのご主人さま、「63バーツの3バーツってなんだよ!」
と、半端な3バーツにつっこんでおられました。